Windows7初期状態での圧縮ファイルの展開方法

氷

みなさま、こんにちは。

Windows 7初期状態での圧縮ファイルの解凍方法は下記の3つとなります。

(1)圧縮ファイルを右クリック→〔すべて展開(T)〕

(2)圧縮ファイルをエクスプローラーで開き、内部のフォルダまたはファイルを新しい場所へ移動する

(3)圧縮ファイルをエクスプローラーで開き、〔ファイルをすべて展開〕ボタンをクリック

(1)の方法ですと、フォルダ全体が展開
(2)の方法ですと、1 つのファイルまたはフォルダーが展開
(3)の方法ですと、フォルダ全体が展開

されます。

上記のなかで右クリックを使用しないのは(2)と(3)になりますが、(2)はファイルやフォルダを選択したうえで新しい場所へのドラッグ&ドロップの必要があるので、右クリックを使用しないのであれば(3)の方法がおすすめです。

解凍方法の詳細はこちら。

(1)圧縮ファイルを右クリック→〔すべて展開(T)〕

解凍したいファイルを右クリックし、コンテキストメニューから〔すべて展開(T)〕を選択

(2)圧縮ファイルをエクスプローラーで開き、内部のフォルダまたはファイルを新しい場所へ移動する

1.圧縮ファイルをダブルクリックしてエクスプローラで開く

2.解凍したいファイルをフォルダ外へ移動(ドラッグ&ドロップ)すると解凍されます

(3)圧縮ファイルをエクスプローラーで開き、〔ファイルをすべて展開〕ボタンをクリック

1.圧縮ファイルをダブルクリックしてエクスプローラで開き、左上の〔ファイルをすべて展開〕をクリック

2.解凍先を聞かれるので指定して〔展開(E)〕をクリック

※特に指定がなければそのままでOK

3.指定先に解凍されます

※解凍したファイルが表示されます

いかがでしたでしょうか。

右クリックを使用しないのであれば(3)の方法がおすすめです。ぜひお試しください。

Windowsでの圧縮ファイルの解凍方法を再検証する

電子レンジ(解凍イメージ)

みなさま、こんにちは。

ブログの内容について「どういうふうに書けばみなさまにわかりやすく伝わるのか……」と頭を悩ませていると、弊社社員S氏から「マウスの右クリックは一般的ではない」という指摘を受けました。

:「え? 右クリックしないでどうやってファイル解凍するんですか?」

社員S:「圧縮ファイルをエクスプローラで開くと右上に〔すべて展開〕ってボタンが表示されるから、ここをクリックして解凍するんだよ」

:「それってWindows 10ですよね、その解凍方法って右クリックよりも一般的なんですか? ボクは知りませんでしたけど……」

社員S:「右クリックに比べれば一般的だよ」

:「なんか一般的ってものすごい断言してますけど、どういう根拠でそういう発言を……」

社員S:「とにかく右クリックはユーザにとって一般的ではないよ」

:「だからその一般的ではないって根拠を……」

社員S:「昔から右クリックっていうのはかなり特殊な操作で……」

私:「………」

なんともすっきりしない気分だったので、Windows OSを開発しているマイクロソフト社では圧縮ファイルの解凍についてどういうサポートをしているのかを調べてみました。

ファイルを zip 圧縮および解凍する
適用対象: Windows 7Windows 10Windows 8.1

zip フォルダーからファイルまたはフォルダーを解凍 (展開) するには

1.ファイルまたはフォルダーを解凍 (展開) する zip フォルダーを探します。
2.次のいずれかの操作を行います。
・1 つのファイルまたはフォルダーを解凍するには、zip フォルダーを開き、中のファイルまたはフォルダーを zip フォルダーから新しい場所にドラッグします。
・zip フォルダーのコンテンツをすべて解凍するには、フォルダーを長押し (または右クリック) して [すべて展開] を選択し、指示に従って操作します。

ファイルを圧縮および展開する
適用対象: Windows 10

展開
エクスプローラーを開き、zip 形式で圧縮されているフォルダーを探します。

・フォルダー全体を展開するには、[すべて展開] を右クリックして選択し、画面に表示される指示に従って操作します。
・1 つのファイルまたはフォルダーを展開するには、zip 形式で圧縮されているフォルダーをダブルクリックして開きます。次に、zip 形式で圧縮されているフォルダーから新しい場所に項目をドラッグまたはコピーします。

マイクロソフトの公式サポートに思いっきり〔右クリックして〕って書いてあるやん!!

正直、自宅や会社で使うPCには、なにかできないことがあるとすぐに便利ソフトをインストールしてしまいますし、ほかの社員が自分が知らないうちに便利なソフトをインストールしていたりするので、圧縮ファイルが解凍できなくて悩んだことはありませんでした。

しかし、OSの初期状態で拡張子も表示されていない、〔右クリック→すべて展開〕も知らない、便利なソフトの存在もわからないとなると、圧縮ファイルの解凍方法がわからないというのはある意味当然なのかもしれません。

「そんなものインターネットでぐぐればすぐわかるじゃん」という方もいらっしゃると思いますが、私も〔無料 解凍ソフト〕で検索はしたことがありますが、〔Windows 圧縮ファイルの解凍方法〕については今回はじめて検索してみて、マイクロソフト公式のサポート内容に衝撃を受けました。

Windows OSの圧縮ファイルの解凍について便利なソフトを使用しての解凍はできていましたが、初期状態での解凍方法はまったく知らなかったのです。

今回の件で「知らないことを知る」というのは難しい作業なのだということを実感いたしました(社員S氏に感謝です)。

いかがでしたでしょうか。

次回はWindows 7での圧縮ファイルの解凍方法を深掘りしてみようと思います。

Windowsでパスワード付きの圧縮ファイルの解凍が難しい理由が判明!

納得する女性(判明イメージ)

みなさま、こんにちは。

これまでの検証により(Windows OS標準設定)での圧縮ファイルの解凍方法は

右クリック→〔すべて展開(T)〕

しか存在しないことが判明いたしました(※)。

※:正確にいうと、Windows Vista以降、圧縮ファイルも非圧縮ファイルと同様に扱える仕様に変更されたため、圧縮フォルダ内のフォルダまたはファイルを圧縮フォルダ外に移動した時点で瞬時に解凍されるので、ユーザが圧縮ファイルの解凍を意識して行う必要がなくなりました

そう考えると(OS標準設定)では拡張子が表示されない仕様のため、ファイル表示が中アイコン・小アイコン・一覧表示などになっていると、画面上で圧縮ファイルと非圧縮ファイルの判別がほぼつきませんが、それも納得です。

しかし、ユーザが意識して圧縮ファイルの解凍をする必要がなくなったため、パスワード付きの圧縮ファイルでは事前に圧縮フォルダをパスワードで解凍しておかないと、圧縮フォルダ内のフォルダまたはファイルを圧縮フォルダ外に移動しようとした時点、またはフォルダ内の実行ファイルを実行しようとした時点で解凍パスワードを聞かれるという現象が起き、ユーザさまから「なんでこんなダイアログが出るのだ?」といった問い合わせが増えているともいえます。

なので、上記の現象を回避する方法をまとめますと、ずばり

(1)ダウンロードしたファイルはPCに〔保存(S)〕する
(2)圧縮ファイルと非圧縮ファイルを画面上で判別できるようにする
(3)実行ファイルを含む圧縮ファイルはパスワードのあるなしにかかわらず事前にフォルダごと解凍しておく
(4)解凍パスワードは確実にコピー&ペーストする

となります。

「圧縮ファイルの解凍とまったく関係ないじゃん!」といわれそうですが、弊社にかぎらず世に出回っているダウンロード製品をPCにインストールして使用できるようにするには、上記の動作を行う必要があることを考えると、ダウンロード製品の導入はハードルが高いともいえます。

上記の検証結果を踏まえ、弊社といたしましては導入のハードルを下げてユーザさまがダウンロード製品をより導入しやすい方法を模索する必要があると考えます。

肝心の回避方法につきましてはスクリーンショットとあわせて次のエントリーで詳細にご紹介させていただきます。

意外と難しい!? 圧縮ファイルの解凍

青と薄紫の水彩(あじさいイメージ)

みなさま、こんにちは。

前回からの続きです(前回はこちら)。

PC(Windows 7)の設定を初期設定に戻し、インストールされていた解凍ソフトをすべてアンインストールして圧縮フォルダの解凍を検証してみました。

すると、まず設定を初期設定に戻した時点でファイル名の後ろについている拡張子がみえなくなりました。

ファイル名の後ろに〔zip〕という表記がなくなったため、ファイル表示を〔一覧〕などにしていると、表示されるアイコンが小さいため、かなり判別がつきづらくなりました。

こうやってスクリーンショットでみるとほぼ誤差というか判別がつきません
これくらいサイズを大きくすれば一目瞭然です

さらにいままでPCにインストールされていた解凍ソフトをアンインストールしたところ、〔zip〕拡張子に紐付けされていたソフトがなくなったためか、zip形式のファイルを右クリックしてもコンテキストメニューに〔すべて展開〕が表示されず、一時的に圧縮ファイルの解凍ができなくなりました(後で復旧はしましたが、かなり焦っていたため画像を撮り忘れました……)。

上記の状態で圧縮フォルダをダブルクリックすると、フォルダの解凍はされず、圧縮されていない状態と同様にフォルダ内部のファイルにアクセスすることができます。

ただし、圧縮フォルダにパスワードがかかっていると、圧縮フォルダ内部のファイルをダブルクリックして開こうとした時点で解凍パスワードの入力が求められます。

ここで解凍パスワードを入力すればダブルクリックしたファイルは開けますが、あくまでダブルクリックして開こうとしたファイルのみが解凍され、ほかのファイルやフォルダは解凍されません。

したがって、圧縮フォルダ全体の解凍をせずにフォルダ内の実行ファイル(インストーラ)にアクセスしてダブルクリックし、解凍パスワードを入力してインストーラを起動したとしても、ほかのファイルが解凍されていないため、インストーラが〔ファイルがみつからない〕または〔パスワードを入力してください〕というエラーを出し、インストールが中断されてしまうというわけです。

今回の検証結果より、Windows 7(Home Premium)の標準設定だと……

(1)拡張子が表示されないため普通のフォルダと圧縮フォルダの見た目の違いがわかりづらい

(2)以前のOSのように圧縮フォルダをダブルクリックしても自動的に解凍されない仕様のため、圧縮フォルダを普通のフォルダのように扱えてしまう

(3)圧縮フォルダの解凍を行うにはフォルダを右クリックして〔すべて展開〕しか方法が存在しない。しかもこの右クリックから〔すべて展開〕という解答方法がユーザにまったく周知されていない。

という事実が判明いたしました。

だったら、OS上で設定を変更して拡張子を表示させたり、解凍ソフトをインストールすれば解決するじゃん! というご意見もあるかとは思いますが、OS上の設定を変更したり解凍ソフトを導入してもらうということは、そのために新たなサポートが発生する可能性があります。

なので、上記の設定変更や解凍ソフトの導入を行わない方向での運用を考えます。

〔対応その1〕

Windows 7(標準設定)で圧縮フォルダの解凍を行うには、

「解凍したいフォルダを右クリックし、コンテキストメニューから〔すべて展開〕を行う」

しか方法が存在しないという事実を徹底してユーザに周知する。

〔対応その2〕

フォルダ内の表示設定を〔詳細〕にすれば〔ファイルの種類〕でzipファイルかどうかの判別が可能(デスクトップにあるファイルやフォルダには適用されませんが……)

〔対応その3〕

アイコンの大きさを大きくする(なんか対応になっていない気が……)

結果としてPCを初期状態のままで使用していると圧縮ファイルの解凍は難しいという結論になりました。

今回の検証結果は新たなフィードバックとして今後のダウンロード製品販売の参考にさせていただきます。

※参考までにアイコンの大きさを比較した画像を掲載しておきます。

圧縮ファイルを認識しない!?

水面に落ちる水玉

みなさま、こんにちは。

オフィス・トウェンティーワンではPC用のパッケージ製品とダウンロード製品を販売しているのですが、弊社ダウンロード製品をご購入いただいたユーザさまから下記のような内容のお問い合わせをいただくことがあります。

[現象]

ダウンロード製品のインストーラを起動するとなぜかパスワードを要求される

[原因]

Windows OSではダウンロードした圧縮フォルダを解凍せずに圧縮フォルダ内のファイルの閲覧ができてしまうため、その状態(圧縮されたままの状態)でインストーラを起動すると、exeファイルが動作するためにフォルダの解凍パスワードを聞かれるダイアログが出てインストールを継続することができない

[対応方法]

ダウンロードした圧縮ファイルを解凍してからインストールを実行

といった問い合わせなのですが、ナビゲーションをわかりやすくしたり、操作方法を追加したり、注意喚起をしたりといろいろと対応をしてみたものの、その後もぽつぽつと同様のお問い合わせが弊社宛に届くのです。

「なんでこういう問い合わせがくるのだろう……」

と頭を悩ませていたのですが、対応をしても問い合わせがなくならないということは本質的な問題が解決されていないということになります。

そこでユーザ目線で検証するために、自宅のPC(Windows 7)の設定をデフォルトに戻し、さらにインストールされていたソフトをごっそりとアンインストールしてダウンロードした圧縮フォルダの解凍を検証してみましたところ、いろいろと新事実が判明いたしました。

詳細は長くなりそうなので後日まとめてアップいたします。

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