みなさま、こんにちは。
これまでの検証により(Windows OS標準設定)での圧縮ファイルの解凍方法は
右クリック→〔すべて展開(T)〕
しか存在しないことが判明いたしました(※)。
※:正確にいうと、Windows Vista以降、圧縮ファイルも非圧縮ファイルと同様に扱える仕様に変更されたため、圧縮フォルダ内のフォルダまたはファイルを圧縮フォルダ外に移動した時点で瞬時に解凍されるので、ユーザが圧縮ファイルの解凍を意識して行う必要がなくなりました
そう考えると(OS標準設定)では拡張子が表示されない仕様のため、ファイル表示が中アイコン・小アイコン・一覧表示などになっていると、画面上で圧縮ファイルと非圧縮ファイルの判別がほぼつきませんが、それも納得です。
しかし、ユーザが意識して圧縮ファイルの解凍をする必要がなくなったため、パスワード付きの圧縮ファイルでは事前に圧縮フォルダをパスワードで解凍しておかないと、圧縮フォルダ内のフォルダまたはファイルを圧縮フォルダ外に移動しようとした時点、またはフォルダ内の実行ファイルを実行しようとした時点で解凍パスワードを聞かれるという現象が起き、ユーザさまから「なんでこんなダイアログが出るのだ?」といった問い合わせが増えているともいえます。
なので、上記の現象を回避する方法をまとめますと、ずばり
(1)ダウンロードしたファイルはPCに〔保存(S)〕する
(2)圧縮ファイルと非圧縮ファイルを画面上で判別できるようにする
(3)実行ファイルを含む圧縮ファイルはパスワードのあるなしにかかわらず事前にフォルダごと解凍しておく
(4)解凍パスワードは確実にコピー&ペーストする
となります。
「圧縮ファイルの解凍とまったく関係ないじゃん!」といわれそうですが、弊社にかぎらず世に出回っているダウンロード製品をPCにインストールして使用できるようにするには、上記の動作を行う必要があることを考えると、ダウンロード製品の導入はハードルが高いともいえます。
上記の検証結果を踏まえ、弊社といたしましては導入のハードルを下げてユーザさまがダウンロード製品をより導入しやすい方法を模索する必要があると考えます。
肝心の回避方法につきましてはスクリーンショットとあわせて次のエントリーで詳細にご紹介させていただきます。